新生活が始まりましたね。入社式というものがなくしれっと新社会人になったイルカちゃんです(俺みたいになるなよ)
2023年3月18日、19日に開催された「OSAKAアート&てづくりバザール」に「Kinkadesign」で出展してきました。最後に出展したのは2016年と過去のメール記録がありました。なので約7年ぶりです!
7年前は自由じゃなかった。
当時は「kinka♀design」という名前でしたが、2017年フリーランス独立してから1年後「Kinkadesign」に変更し、海洋生物専門イラストレーターとしてリブランディングしました。「Kinkadesign」名義での出展は初めてなので、今回はイベント出展と「リブランディング」してからの違いについて解説していきます。
店長もおらんで。
リブランディングとは?Kinkadesignをリブランディングした理由
Kinkadesignのリブランディングに関しては、過去記事にも書いていますが改めて
2018年で「Kinkadesign」という名前で「海洋生物専門イラストレーター」として再出発しました。最初は副業としてイベント出展もたまに出しつつPRできたらと軽い気持ちでデザインフェスタに出展しました。
リブランディングのきっかけ
2017年に参加したオフ会「関西イルクジ・ナイト」でした。
このイベントで、後にアイサーチ・ジャパンにも関わる事になりました。
当時は、イルカもクジラも好きやしイラストも描くので営業しようと参加したら
「知らなすぎてただのイルカ好きでやばたにえん。。。」状態でした。これで
海洋生物のイラスト描いてますねん(笑)
って言って印象が残らないと感じ、参加者が良い意味でマニアックすぎました。
翌日近所の図書館でイルカ図鑑を手に取って、これまで描いたイラストを見直すことになりました。これがきっかけです。
そもそも、リブランディングってなに?
「リブランディング」とは、既存のブランドを再構築し、新しいアイデンティティを確立することです。ブランドのイメージやビジネス戦略の変更、製品やサービスの改善、新しいターゲット層へのアピールなどを通じて実現されます。
Kinkadesignのリブランディングで例えると
リブランディング前
→好きな絵を描いて、好きな表現がお客さんを引き寄せるイラスト作品
自画自賛ひくわー
リブランディング後
→可愛くてカラフルな海洋生物をもっと身近に
となりました。
海洋生物(イルカの場合はダイビングで感動した景色やいきものたちの出会い)を通してもっと身近なものに感じて、海の生態系や海洋生物に対する関心を高めました。
その結果、海洋保全に貢献すること、海洋生物や海洋環境についての知識を深めることで、人々が海洋環境に対する意識を高めることができ、海洋保護や持続可能な漁業、海洋汚染の問題解決などにつながると考えました。
イラストやデザインなどの表現が得意で好きなので、海洋生物をもっと身近に、より親しみを持つことができるようになればいいな。と思いリブランディングしました。
Kinkadesignのデザインやアートに興味を持つ人々が、海洋生物にも同時に興味関心を持ってくれるようなブランドにしていきたいです。
リブランディングしてからOSAKAアート&てづくりバザールに出展
ということで、イベント「OSAKAアート&てづくりバザール」に参加してきました。
2日間のブースはこんな感じです。
てづば(OSAKAアート&てづくりバザールの略)は事前搬入もできます。
ブースの設計はIllustratorで事前に行い、作ったものはiPadの「GoodNotes」に写して見ながら設置しました。
ちなみに、7年前の写真が奇跡的にあったのでこちらも載せておきます。
これでも、がんばったほうです(笑)
出展までに7年かかった理由
単純に「落選」し続けたからです(汗)
※申し込み忘れたり、イベントそのものが延期になったりしたのも含めて
てづばは結構倍率の高いイベントなので(ブースや日程による)申し込んでは落選メール来たりしていました。当選するコツは、ひたすら応募しまくることしかありません。
また、落選しても繰り上げ当選はほぼ無いイベントです(ほぼ聞いたことがありません)
落選したならつぎのイベントに申し込んだり、お客さんとして遊びに行くのもアリです。
落選したときは、だいたい遊びに行ってました。
これも市場調査です♪(苦しい言い訳)
出展後の成果、リブランディング前と比べて
イベントは、売上黒字で終わりました♪
7年前の出展は、プチブース(奥行き1mの小さいブース)ですら赤字でした
ブースにかかるお値段についてはコチラを御覧ください。
今回はレギュラーブースという広さ2mのブース(一般的なブース)での出展で、うまいこと奥行きも活かした展示も考えました。
1日目は目標売上いかなかったので(それでも出展料は行ってました)原因分析しました。全体写真で見たら結構商品が見づらいなぁ、って感じました。帰宅後にまた設計し直して2日目に早く現地入りして直しました。
直した2日目は、初日の2倍の売上と1人のお客さんの購入額が最高額叩き出しました(超シャチ好きさん)
7年前も、連日出展のときはゆっくり来てギリギリ設置していたみたいです。
てづばは、手作りのものが好きな方や同じ作り手さんが来ることも多いので、1点ものの商品やアクセサリー、小物類のお迎えが多い印象でした。それは7年前と変わらず、Kinkadesignも当時出していなかったアクリルキーホルダーやマルチクロスなどを作っていたので、これらのものが動いていました。
また、今回は所属していたコミュニティから助っ人が2日間来てくれたので、安心して接客ができたので、お客さん1人1人じっくり観察もお話もできました。
ブランドの再出発?リブランディングの成功のカギ(一応)
まぁ、イルカが偉そうに解説することではないのですが(笑)
もうこの一言しかありません。
それは「誰が見てもわかること」です。
↑過去に出展していたときのように、どんなイラストでどんなモチーフで出展していたのかを見ていると「何屋さん??」になっていました。
「何屋さん?」は印象に残らんよ。
それはイベント出展だけではないからな。
たまにはええこと言う。。。
例えば、好きな動物、人物、好きなデザイン(ポップ・レトロ・ファンシーなど)で、得意なものがあればもうそれを活かすことが最初の一歩であり、成功もしやすいです。
オリジナルキャラクターを作ってみる
最近「ととのイルカ」というオリジナルキャラクターを作りました。
ヤツ(作りたいキャラクター、ここではととのイルカ)生み出すためにこのように考えました。
- ヤツはオス?メス?どっちでも??(イルカちゃんの分身なのでメス)
- ヤツは何が好き?(サウナでととのうこと)
- ヤツが降ってくるときはどんなとき??(ととのう頂点に立ったときに覗いてくるイルカ)
など、まずどんなヤツで何が好き?どんな性格?誰のために生まれてきた?などから書き出してみることでキャラクターが表面からブランディングなどが明確になります。
ととのイルカのコンセプトは、サウナハットをかぶったイルカちゃん。
最高潮にととのったとき、あなたのそばにととのイルカが見つめてるでしょう。将来的にはサウナグッズを作ってみたい。
作品のクオリティー(完成度)を上げる
作品は、常に進化し続けていくことをも大事です。クオリティー(完成度)を上げるためにいろいろ変化しつづけてきました。もちろん、デッサンや配色方法などは今現在も研究しています。
こちらの作品は、2016年までに作成したジンベエザメのイラストです。
左が最初に作品として出したジンベエザメです。これまで出展していたイベントでもタトゥシールやステッカーにして結構売れました♪
しかし、この時期に作っていた作品のほとんどはジンベエザメの生態を意識せずただ可愛くて出した作品だったんです。
指摘されて初めて気づきました(汗)
よく見たらエラの数が違いますね(本当は5本)
リブランディングの際に、ジンベエザメのイラストをしっかり描こうと思って図鑑を開いたり、海遊館に行ってジンベエザメをたくさん見て写真取って観察しました。
そして現在の作品がコチラ
ジンベエザメを見て、さらにいろんな角度で作ってみました。
この作品は、マルチクロスやステッカーにしていろんな方に手にとっていただお迎えもいただきました。
これでもまだ、いろいろなイラストが展開できると思いますので、ここでゴールにせずどんどん作っていきたいですね。
イベント出展への変化、リブランディングによって成功したと感じたこと
イベント出展のときによく来てくれる方とは、作品を見て気になって手にとって、とはリブランディング前とは変わりませんが、変化があったのは、お客さんの思いを素直に受け止められたことです。
感情でいえばこんな感じです
2017年まで
よっしゃー売上う・り・あ・げ ←底辺野郎
現在
喜んでくれてありがとう♪ ←気持ちイルカ
お客さんに喜んでもらえこと、素直に嬉しい♪そう感じました。
お仕事でも、なにかをやり遂げた時に「ありがとう」って言ってもらえると嬉しくなりますよね。過去のイルカにはこの感情がまぢでなかったんです。
プレゼントに、誰かのワクワクを共感できたこと
また、助っ人さんの感想から
「これあの子にプレゼントするんだ」ってワクワクしてお迎えする方がいて、こっちもワクワクしていました。
Kinkadesignの作品が、誰かのワクワクになるということも、かつては感じることはなかったので、この言葉でいろんな方が作品を通してつながっていることに気づきました。
これは、リブランディングしなかったら一生感じなかったことです。
だから、本業につながった
実は、Kinkadesignというのは副業で時々イベント出展しようと、当初はそう思っていました。
2018年のデザインフェスタ出展で、少しずつ売上や顧客獲得ができて、なおかつイベント出展を心から楽しむことと、誰かの約に立つことができたので、2本柱の本業にしました。
もちろん、グッズ制作はお金も労力もかかるのことなので、続けていけるようにWebデザインやライターのお仕事も平行しています。
FIRE(経済的自由)も目指したいですね
※イルカはサイドFIREでいい
まとめ、リブランディングによって起きた変革はそれぞれ
3月に出展した「OSAKAアート&てづくりバザール」を通して、改めて「Kinkadesign」のリブランディングについてまとめました。リブランディングを実施する際には、お客さんや周りの意見、フィードバックを常に聞き入れることも必要です。
最近、作家仲間やジョニオ店長などの意見も聞き入れながら常に作り続けています。
リブランディング前は独立前、ずっと1人で掛け続けたものでしたが、意見を聞いたり客観的に見る機会があったら都度どんどん見返すことで、変化が現れたと実感しました。
人生なにがあるか、まぢでわかんないよね。
もし、今やっているサービスや作品制作が伸び悩んでいましたらぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。イルカもKinkadesignも、日々転び続けて進化し続けていきたいので、どうぞよろしくお願いいたします。
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