【海洋生物グッズ作成について】オリジナルグッズを作ることで大事にしたい3つのこと

【海洋生物グッズ作成について】オリジナルグッズを作ることで大事にしたい3つのこと

2019年めっちゃ加速しているかのように感じるキタムラ100%です。今年の後半は他拠点生活を実施しているため月に2日から3日は大阪を離れていました。そのことも書きたいんですが、その前にどうしても書きたいグッズ制作に関することを書きたいと思います。

イルカのフレークシール

最近ですが

キタムラさんってどのようにしてグッズ作ってます??

と、クリエイター仲間からよく聞かれます(汗)
私はあまり包み隠さず言うタイプなのですが(預金口座や体重などの個人情報以外)流石に多くなったなーと思いましたので、ブログ記事にてまとめました。
但し、私も順風万端ではありませんのでこう見えて休み有りの10年以上続けていたグッズ作成です。参考になっていただければ幸いです。

オリジナルグッズ作成を始めた理由は「アーティストになりたい」から

幼い頃から絵を描くことが好きだった私は、頭が悪いので普通に大学は行けないだろうと思い、芸術大学に進みました。その頃から自分でグッズを制作していました。
最初はポストカードから作って売らずに配布していました。

大学卒業後に「とんぼりワッショイ」という、大阪の道頓堀沿いでオリジナルグッズを販売するイベントを知り、出展しました。
http://tonboriwassyoi.info/

過去の写真はないのですが、当時はポストカードと水族館で撮った写真をアレンジしたものを売っていました。

これがもう10年くらい前?になりますが、ゴールデンウィークの2日間出展して1日ライブペイントしました。この頃に物販もライブペイントも初めてやりました。

グッズは売れましたが、出展費は稼げませんでした

当然初めてなのもありましたが、当時売っていたポストカードは100円〜150円で販売して、出展費が1日3,000円なので2日出展して6,000円売れて初めて利益が生まれますが、売上が確か4,000円近くでしたので赤字です。
※出展していた当初のお値段です

女性、花、鳥、蝶、とにかく好きなもの好きなテイストで描いていました

過去記事「デザインフェスタ」で書いたのと似ていますが、方向性がとにかくバラバラです。

ここからいろいろなイベントに出ましたが、全く売れずにそのまま持ち帰ったこともありました。あのデザインフェスタでも全く売れずに帰ったこともあります。
デザインがよくない、方向性がよくない、そもそもですがお客さんが来ないこと自体がよくないことです。などの失敗談をご紹介していきます。

オリジナルグッズ作成で今だから言えるとんでもない失敗談

今だから言える失敗談ですが、今思えば若いからできてたやんという「労力」「自己満足」「無知」という悪循環パターンを紹介します。

労力:100円でタトゥシールは過酷だった。。。

かつて実演販売していたタトゥシール

子供達や一部大人に大人気で1回のイベントで30人近く利用してもらいましたタトゥシールですが、今思えば全部一人でやっていましたのでかなりイベントは過酷な状態でした(汗)

しかもちっちゃいやつは100円でお風呂入るとなくなるやつ。。。

自己満足:ターゲットは誰?謎の「お野菜シリーズ」

かつて販売していたオヤサイシリーズ

今も何個か在庫ありますが、お野菜に海の生き物を一緒にするとおもろいやん!と、当時グループで出展してた時に自分のスペースがこの状態でした↓

これで挫けたくなくて作ったシリーズです。
今思えば、誰をターゲットにしたものなんやろう??というものです。

無知?:これほんま使える?ラミネートしただけのクリップ・ストラップ

単価を高くすれば、売れる同じようなものを作るためにすぐ剥がれちゃうクリップやら薄いフェルトにアイロンプリントでつけた耐久性ストラップを作りましたが、労力だけ使って結局あとで壊れちゃうようなグッズを作ってました(汗)
全く売れずパーツやらなにやら残ったままになりました。

パーツはほぼほぼ修理道具として消費しました(笑)

ではこうならないようにするために、グッズ作成することで「大事なこと」を3つ紹介します。

大事なことその1:「誰かのため」のグッズを作りを心がける

自分が好きなことに対してまで「誰かのため」って考えたくないよなぁ〜というのが若い頃の自分です。アートで生きていくならそれでも大丈夫だしむしろ貫くなら貫き通して欲しいです。が、そうも言ってられない!

せっかく作ったグッズなんだから大切に使って欲しい

という思いがあるなら、実用性を考えて作ってみてください。
例えば、前まではポストカードばかり作ってましたが、それをステッカーにしたりメガネ拭きやトートバッグ、サコッシュにしてみたら買ってくれた方が日常生活で使ってくれますよね。そしたら

かわいい〜♪これどこで売ってんの??

ここから新規顧客、またはリピーターができちゃうんです!
Kinkadesignのグッズもここから「耐水ステッカー」「ブックマーカー」などが生まれました。

また、実際に使ってますよ♪とアピールしてくれる方もいますので実用性を考えたグッズ作成をおすすめします。

大事なことその2:作り続けられるための価格設定をする

シロナガスクジラのアクリルキーホルダー

グッズを作る時、費用がかかりますね。
イラストを描くのもタダじゃないですし、そのための材料集めなども必要な費用がかかります(私の場合は水族館に行くための費用や図録など)

それに加え、制作するための材料費もかかります。
例えば、ステッカー1枚作るのにステッカー用紙、販売するためのパッケージ作成、印刷するためのプリンターやインク(インクはお金かかります;汗)

全てを原価として計算すると、確かに某お昼の番組でやっているハンドメイド企画を見て「自分で作った方が安いやん!」と言います。しかしそれはあくまで原価価格です。
では、作り続けるためのにはどうしたらいいかと言うと「グッズの価格設定」が鍵となります。

主な価格設定は「原価×3」ですが、大事なのは作り続けられるかということ

私もハンドメイドイベントにはお客さんとして出向くことがありますが、中にはこんなに作り込んでるのに安くないか??と疑問を感じるグッズをよく見ます。
また、巷でよく言われている声で「自分で作れるわー」「あっちの店安かったよ」とか聞きますが、家電量販店ではないので正直な話こう言う人は口だけ達者なパターンが多いのでスルーしても構いません。

基本価格設定の主なパターンは「制作にかかった費用×3」で値段設定します。
例えば、アクリルキーホルダーに原価1個600円かかったとすると販売価格は1,800円という形で値段を設定しています。

実はアクリルキーホルダーにはかなりこだわって作ってるんですね

また、原価設定のイレギュラーなパターンとしては委託出展の場合の手数料を加えたり、もう出さない商品だと少し安くしたり、掛け合わせてセット売りすることもあります。例えばよくマクド(マクドナルド)で「ご一緒にポテトはいかがですか?」という感じです。
セット売りはよく見かけますが、訳ありでもう販売終了することがほとんどなので、決して客引きのためのタイムセールや値引き交渉は逆に自分の作品を安売りすることになるのでここは注意してほしいとこです。

価格設定は、今後自分が作り続けられるためにあると考える

グッズ制作して感じたことなのですが、実際にお店をする感覚に似ています。
仕入れするために売って、売り上げ、利益がでたらまた新しい商品を仕入れしてのローテーションを繰り返しますが、売るグッズが原価を下回る金額で売り続けても全く売れず赤字になるのと変わらないです。これは、若い頃の自分がめちゃくちゃ体験したことです。
作り続けるための費用も考えて価格設定は今一度考えて欲しいと感じます。

また、世の中のクリエイティブ業界の価格設定の基準にひょっとしたらなっていることもあります。実は見られてるんですね色々(笑)

大事なことその3:私だから作れるものをとことん追求する

どんなグッズを作るか、どのイラストを描くかなど、ここは自己ブランディングの課題になります。

彷徨ってた自己ブランディングから喋れる自己ブランディングへ

自己ブランディングに関してはいろいろな産み出し方があります。自己ブランディングが大事なのは、イベントでもそうですがサービスを生み出すことにもつながります。
アートイベントやハンドメイドイベントに行くと、似たような絵柄や素材ではなかなか選んでもらえないこともあり、逆に人気のある素材(例えば犬や猫などのイラスト)いわゆるレッドオーシャンに飛び込むことは生き残ることを考えると大変です。
ここ最近の傾向ではタピオカミルクティーですね。

また、自分のサービスを喋れないのも致命点です。せっかく作ったのにもったいないです。

「海洋生物専門イラストレーター」を名乗った経緯

詳しくは「Kinkadesign」の記事に「イルカのイラストについて」を書きましたが
https://kinkadesign.bluefieldnet.com/dolphin-illust2019/

最初は自分のアート表現をしたい!絵で食べていきたい!!と思ってましたが、上には上がいます。そこに勝とうとしてもライバルがとても多いジャンルでした。

自分が好きでやりたいことで色々試行錯誤した結果、イルカが好きでジンベエザメが売れ始めてから「これだ!」というものができたのが自分のイラストとして、そして2018年に海洋生物だけに特化した「海洋生物専門イラストレーター」としてスタートしました。

しかも、海洋生物は様々なジャンルがたくさんあるので(鯨類、海洋哺乳類、サメ類、深海生物、クラゲなど)イラストのテイストや描く海洋生物は非常に決めやすいのも特徴だと感じます。
例えば、シャチやクジラ、ジンベエザメを描くイラストレーターは私以外にもたくさんいますが、イラストレーターごとにイラストのテイストや見せ方、表現方法が異なって逆に見てて面白いです。

と、いうことで自分が好きで得意なイラストやハンドメイドに「自分らしさ」を取り入れることでレッドオーでャンなジャンルであったとしても生き延びることは可能です。

まとめ:オリジナルグッズを作ることで大事にしたい3つのこと

まとめますと

・「誰かのため」のグッズを作りを心がける
・ 作り続けられるための価格設定をする
・ 私だから作れるものをとことん追求する

オリジナルグッズは、自社ブランディングにもなります。また、場所によっては「行った思い出」「行った記念として」手にとってもらえることもあります。
アートハンドメイドイベントもたくさんありますが、そこに出すグッズ作りもお仕事で作成するグッズ作りも、一味加えるとより思いが伝わり記憶に残ります。
これからオリジナルグッズを作成する際に、今回のこの記事が参考になれば幸いです。

もちろん、企業様の海洋生物のイラストグッズ作成の依頼も承ります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました♪

フリーランスクリエイターで、主にWeb・DTPのデザイナー、海洋生物専門イラストレーターとして活動中。大阪を拠点に海と地域活性の未来を繋ぎ創造するクリエイティブを目指し、色彩配色アイデアで未来の価値を繋ぐデザインと「可愛くてカラフルな海洋生物をもっと身近に」をコンセプトにしたイルカ・シャチなどの海洋生物のイラスト制作をしています。